この記事の目次
ハンガリー留学のDビザをイメージした画像

「Dビザって何?」

「日本人でも必要なの?」

「滞在許可証とは何が違うの?」

ハンガリー留学について調べていると、このような疑問を持つ方は多いと思います。

特に、初めて海外大学へ進学する高校生や保護者の方にとって、ビザや滞在許可の仕組みは少し分かりにくい部分です。

この記事では、Dビザとは何か、滞在許可証との違い、日本人は取得する必要があるのか、そして私自身が実際に申請した流れについて解説します。

Dビザとは?

この記事で扱うDビザは、留学などの滞在許可を国外で申請した人が、その許可を受け取るためにハンガリーへ入国する際のビザです。長期に生活する権利を示す滞在許可証とは区別します。

留学生の場合は、「ハンガリーへ長期間留学するための入国許可証」と考えるとイメージしやすいでしょう。

観光旅行のような短期滞在では必要ありませんが、大学へ正規留学する場合は長期間生活することになるため、Dビザや滞在許可の手続きが必要になります。

Dビザと滞在許可証は別物

ここが一番混乱しやすいポイントです。

Dビザと滞在許可証は、名前は似ていますが役割が異なります。

     Dビザと滞在許可証の違いを比較した図

ポイント

Dビザは「入国するための許可」、滞在許可証は「生活するための許可」です。

留学までの流れ

大学合格からDビザ申請、渡航、滞在許可証の受け取り、留学開始までの流れ

国外で滞在許可を申請する場合、移民当局は、滞在許可申請に受け取り用ビザの申請が含まれると説明しています。日本で準備して渡航する方法と、条件を満たして現地で申請する方法を、大学と大使館に確認しましょう。

ただし、Dビザを取得したら終わりではありません。

ハンガリーで生活するためには、現地で滞在許可証を受け取る必要があります。

日本人はDビザなしでも入国できる?

短期のビザ免除と、留学のための長期滞在許可は別です。短期滞在にはシェンゲン圏の滞在日数などの条件があるため、「90日以内なら無条件」とは考えないでください。

そのため、留学の場合でも、日本でDビザを取得してから渡航する方法と、ビザなしで入国し、現地で滞在許可を申請する方法のどちらを案内されることもあります。

つまり、Dビザなしで渡航すること自体が必ずしも違法というわけではありません。

ただし、申請方法は大学や状況によって異なるため、必ず大学やハンガリー大使館の最新情報を確認しましょう。

公式情報で申請方法を確認する

ハンガリー移民当局(OIF)の就学目的の滞在許可案内では、ビザ免除で入国できる国籍の人は、適法な滞在中にハンガリー国内で申請できる場合があると説明されています。国外申請の場合は、滞在許可を受け取るためのビザ申請を別に行う必要はないとされています。

OIF:就学目的の滞在許可の公式案内(確認:2026年10月11日)。申請場所・書類・期限は、この案内と大学・大使館の指示で確認してください。

以下は筆者個人の申請体験です。申請日7月23日、発給完了の連絡8月15日という一例で、標準審査期間や他の申請者への保証ではありません。

筆者の申請体験|日本で手続きして渡航

在日ハンガリー大使館

在日ハンガリー大使館(東京都港区三田)

私は、日本のハンガリー大使館(三田)でDビザを取得してから渡航しました。

実際に留学してみると、履修登録、住居探し、学生証、銀行口座、SIMカード、大学の各種手続きなど、到着後すぐにやることが山ほどあります。

その中で、ビザや滞在許可まで同時に進めるのは、精神的にもかなり負担になります。

そのため、特別な事情がない限り、日本でDビザを取得してから渡航することをおすすめします。

約3週間でDビザを受け取れました

ハンガリー大使館から届いたDビザ発給完了メール

ハンガリー大使館から届いた「Dビザ発給完了」のメール

残高証明書の持参を忘れてしまったため、追加書類をメールで提出し、8月15日に「ビザの発給が完了しましたので、パスポートを受け取りに来てください」というメールが届きました。

つまり、私の場合は7月23日に申請し、8月15日に受け取り可能となり、約3週間でDビザを取得することができました。

もちろん、審査期間は時期や申請内容によって変わります。そのため、出発日が決まっている人は、できるだけ早めに申請することをおすすめします。

大学からも「できるだけ早く申請してください」と案内がありました

大学から届いたビザ申請を早めに進めるよう案内するメール

合格した大学から届いた案内メール

私が合格した大学からも、留学生向けの案内で「ビザ申請には時間がかかるため、できるだけ早く領事館へ予約してください」と案内がありました。

さらに、ビザ取得が遅れると、予定どおり学期を開始できない可能性があることも記載されていました。

大学側も早めの申請を勧めていますので、合格したら早めに準備を始めることをおすすめします。

現地申請の場合に考えられる注意点

現地で滞在許可を申請する方法もありますが、次のような負担があります。

  • 到着後すぐに申請準備が必要
  • 必要書類を現地で準備する場合がある
  • 追加書類を求められる可能性がある
  • 滞在許可証の発行まで時間がかかる
  • 大学手続きが遅れることがある

初めて海外で生活する人にとっては、日本で済ませられる手続きは済ませておいた方が安心です。

申請書類の確認|公式一覧と本人のケースを区別する

一般的には、次のような書類が必要になります。

  • パスポート
  • ビザ申請書
  • 証明写真
  • 入学許可書
  • 奨学金証明書
  • 銀行残高証明書
  • 滞在先情報
  • 健康保険関係の書類

大学や年度によって変更されることがありますので、必ず最新情報を確認してください。

まとめ

Dビザは、ハンガリーへ入国するための長期滞在ビザです。

一方、滞在許可証は、ハンガリーで生活するための許可証になります。

日本人は状況によってDビザなしで渡航できる場合もありますが、私自身は日本でDビザを取得してから渡航し、「日本でできる手続きは済ませておいて本当によかった」と感じました。

大学からも早めの申請を勧められていましたので、特別な事情がない限り、時間に余裕を持って日本でDビザを取得してから渡航することをおすすめします。

関連記事