奨学金(スティペンディウム・ハンガリカム)

「結局いくらもらえるのか」「いつ出願するのか」「どれくらい競争倍率があるのか」を分かりやすく整理しています。
出願前に知っておくべき重要な数字と流れをまとめています。

奨学金イメージ

まずこれだけ(30秒で理解)

  • 授業料は原則全額免除です。
  • 生活費補助は月額 43,700 Ft(学士・修士課程)です。
  • 住居は寮提供または月額 40,000 Ftの補助があります。
  • 近年は応募者が急増しており、競争倍率が高くなっています。
簡単に言うと、この奨学金は学費が全額免除される制度です。
学費負担がなくなることが最大の強みです。
ただし、生活費補助は月額 43,700 Ftのため、都市によっては不足する場合があります。
また、制度の人気が高く、応募者数は年々増えています。

制度の概要

スティペンディウム・ハンガリカムは、ハンガリー政府が提供する国費奨学金制度です。
学士・修士・博士課程が対象で、英語で学べるプログラムも多数あります。

大学の合否と奨学金の合否は別です。
大学に合格しても奨学金に不採用になる場合があります。
反対に、奨学金の選考が進んでも大学の審査で不合格になる場合もあります。
出願では、両方の条件を満たす必要があります。

支給内容(重要な数字)

項目 内容
授業料 原則全額免除です。
生活費補助(学士・修士・一貫制) 月額 43,700 Ft です。
生活費補助(博士) 前半:月額 140,000 Ft / 後半:月額 180,000 Ft です。
住居補助 寮提供または月額 40,000 Ft です。
医療保険 指定範囲内で医療保険が適用されます。
首都ブダペストでは家賃が高い傾向があります。
月額 43,700 Ft と住居補助 40,000 Ft があっても、住まい方によっては自己負担が出ることがあります。

出願スケジュール(例年の目安)

  1. 10〜11月頃:募集要項公開
  2. 1月中旬:オンライン出願締切
  3. 2月頃:送り出し国側の推薦・ノミネート
  4. 3〜5月:大学側の選考(面接・試験など)
  5. 6〜7月頃:最終結果通知
  6. 9月:入学
年度によって日程は前後するため、必ず最新の募集要項を確認します。

難易度の目安(参考比較)

参考比較

応募数と授与数の単純比較

2025/26 応募数
約 80,000
÷
2025 授与数
4,500+
参考倍率
約 18倍
応募数 約80,000件
授与数 4,500+件

参考推定

2026/27 はさらに倍率上昇の可能性あり

2026/27 応募数
113,806
÷
同規模授与を仮定
4,500+
参考倍率
25倍超
応募数 113,806件
授与数(仮定) 4,500+件
2025/26 の「約18倍」は、公式発表の 80,000件の応募4,500件超の授与 を単純比較した参考値です。

2026/27 の「25倍超」は、同規模の授与が続くと仮定した推定値です。

実際の競争率は、国・課程・大学ごとに異なります

奨学金留学生の統計

奨学金の「規模感」や「どの大学に留学生が多いか」を、分かりやすく整理しました。
細かい表を読むより、まずはこの3枚だけ見れば全体像をつかめます。

全体像

奨学金留学生はどれくらいいる?

総在籍者数
10,742

ハンガリー政府奨学金で学ぶ留学生の総数です。

学士 4,390人
修士 2,780人
博士 2,056人
一貫制 1,102人
その他 414人
一番多いのは学士課程です。
「奨学金=大学院向けだけ」というわけではありません。

日本の位置

日本人は多い?少ない?

日本人奨学生
182
全体の約 1.7%
1.7%
全体
10,742
日本
182

人数が多い国の例

1. ヨルダン697
2. パキスタン611
3. ベトナム406
日本人はかなり少数派です。
そのため、日本語でまとまった一次情報が少ないのが現状です。

大学ランキング

奨学生が多い大学 TOP 5

デブレツェン大学 1,924人
ELTE 1,716人
ペーチ大学 1,160人
BME 985人
MATE 792人
最多

デブレツェン大学

奨学金留学生が最も多い大学です。
留学生の受け入れ規模が大きいことが分かります。

奨学生は特定の大学に集中しています。
「どこでも同じ」ではなく、大学ごとの受け入れの差が大きいことが分かります。
この数字は「その年度に在籍している奨学生の総数」です。
1年生だけではなく、学士・修士・博士など在籍者全体を含みます。

このデータから分かること

1

学部留学でも十分に現実的

奨学生の中で一番多いのは学士課程です。大学院だけが中心ではありません。

2

日本人は少数派

日本人奨学生は全体のごく一部です。日本語での情報が少ない理由もここにあります。

3

奨学生は特定の大学に集中している

デブレツェン大学、ELTE、ペーチ大学 など、受け入れ規模の大きい大学に留学生が集まっています。

4

近年の競争倍率はかなり高い可能性があります

応募者数の増加と授与数の比較から見ると、近年はかなり倍率が高い制度と考えられます。

出典・注記

1. 応募者数 80,000件:Stipendium Hungaricum 公式ニュース Stunning statistics! Stipendium Hungaricum setting new application record in 2025

2. 応募者数 113,806件:Stipendium Hungaricum 公式ニュース More Applicants than Ever in the 2026/27 Application Period!

3. 2025年に 4,500件超の奨学金授与、支給内容 43,700 Ft / 40,000 Ft: Call for Applications 2026/2027

4. 支給内容の制度説明: About – Stipendium Hungaricum

5. 日本人奨学生数 182人、総在籍者数 10,742人、大学別人数などは、 Tempus Public Foundation(TKA)公開の Stipendium Hungaricum 統計 を使用しています。

※ 「2024/25 約66,700件」は、2025/26 の 80,000件が前年比20%増という公式ニュースから逆算した推定値です。
※ 「約18倍」「25倍超」は、応募件数と授与件数を単純比較した参考推定です。正式な大学別・国別の競争率を直接示すものではありません。
※ 在籍者数は各年度時点の総数であり、新規採用者数そのものではありません。

現役生に直接聞けます

スティペンディウム・ハンガリカムは授業料が免除される奨学金ですが、 出願準備や試験内容、生活費などは大学や専攻によって大きく異なります。

実際にハンガリーの大学に通っている学生に話を聞くと、 出願の流れや留学生活をより具体的にイメージできます。

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