複数の国で修士号を目指せる、欧州連合の奨学金制度です。 日本人・社会人も応募できます。
2026年10月17日確認/2027年入学向け
エラスムス・ムンドゥスとは?
ヨーロッパなどの複数の大学で学び、修士号を取る制度です。 日本人も応募できます。日本の大学に籍を置いたまま行く「交換留学」とは違い、大学院への正規留学です。
対象は大学卒業後の修士課程。高校卒業後の学部留学には使えません。
複数の大学で学ぶとは?|留学の流れを図解
エラスムス・ムンドゥス修士課程ジョイントディグリー(EMJM)は、複数の大学が共同で運営する一つの修士課程です。たとえば1年目はハンガリーの大学、2年目はフランスの大学というように、課程の指定に従って学ぶ場所を移動します。自分で別々の大学院に入り直すという意味ではありません。
履修する授業、研究テーマ、移動先、修了後に授与される学位(共同学位・複数学位など)は各課程のカリキュラムで決まります。希望する課程の公式サイトで、どの大学にいつ通うのかを確認しましょう。
給付額・支援内容
航空券・ビザ・生活費は、原則この月額から支払います。旅費が別に必ず支給されるわけではありません。渡航前の費用や家賃の保証金は準備しておきましょう。
円換算:€1=177.82円(欧州中央銀行、2026年10月16日)。
応募条件
- 大学を卒業した人: 日本人・社会人も応募できます。卒業見込みで応募できるコースもあります。
- 英語: 英語試験のIELTSで6.5前後を求める例があります。
- 専攻: 大学で学んだ内容が、希望するコースの条件に合うか確認しましょう。
IELTSなどの英語要件
必要な点数はコースごとに違います。
- Euroculture(欧州の社会・政治・文化): IELTS総合6.5、各技能も6.5以上。
- GeoTech(地理空間技術): IELTS総合6.5。
- MARIHE(高等教育研究・イノベーション): IELTS総合6.5、各技能5.5以上。
IELTSは英語能力試験。総合点だけでなく、読む・聞く・書く・話す各技能の条件も確認しましょう。
倍率・合格率
一律の倍率ではなく、コースごとに競争が違います。公式に公表された実績の例です。
- IMIM(革新的医薬品研究): 2025年は応募1,300件超に対し、奨学金20人。採用率は 1.54%未満 。
- European Forestry(欧州森林学): 2025年は応募508人に対し、入学許可26人。入学許可率は 約5.1% 。
大学院への入学許可と、奨学金の採用は別 です。上の2つも、奨学金採用率と入学許可率を分けて見てください。
選考方法
成績・専門との相性・志望理由・推薦状 などが評価されます。コースによって面接や動画提出もあります。
高等教育・イノベーションのコースでは、書類審査の配点は学業40%、志望理由と進路40%、個人能力20%。成績だけで決まる選考ではありません。
日本からの採用実績
日本からの奨学金採用は、 2021〜2025年で28人、2025年は5人 です。
奨学金は成績上位者が対象。成績だけでなく、学びたい分野との相性や志望理由も評価されます。 大学院に合格しても、奨学金をもらえるとは限りません。
募集時期・出願締切
多くは 入学前年の秋〜冬 に応募します。2027年入学の例はこちら。
締切時刻はコースごとに異なります。下の公式案内で確認してください。
英語試験・英文の成績証明・志望理由書・推薦状は、早めに準備しましょう。
応募先・出願方法
応募は各修士課程の公式サイトから直接行います。 EU共通の一括願書ではありません。まずEU公式案内の課程カタログから希望するプログラムを探し、各課程の募集要項・奨学金枠・締切を確認してください。
欧州委員会|エラスムス・ムンドゥス修士課程の公式検索・応募案内 ↗
- EMMIR(移民・異文化関係)公式サイト ↗
- Euroculture(欧州の社会・政治・文化)出願案内 ↗
- IPCVai(画像処理・コンピュータービジョン・人工知能)出願案内 ↗
- EMerald(鉱物資源工学)出願案内 ↗
英語の課程名・略称を先に、日本語の分野名を括弧内に記載しています。日本語名は理解を助ける訳称です。正式な英語名称・応募資格・募集年度は各公式サイトで確認してください。
必要書類・出願準備
英文の成績証明・卒業証明、英語の証明、履歴書、志望理由書、推薦状 など。必要書類や提出方法はコースごとに確認します。
志望理由は「なぜその分野を、その大学の組み合わせで学びたいか」を、自分の経験や将来の目標につなげて書きましょう。
学べる分野・参加大学
- IPCVai(画像処理・コンピュータービジョン・人工知能): パーズマーニ大学などで学ぶコース。出願締切は2027年2月2日。
- MARIHE(高等教育研究・イノベーション): エトヴェシュ・ロラーンド大学などで学ぶコース。2027年入学の応募は締切済み。
複数の国・大学を移動して学びます。
ほかの奨学金との併用
- ハンガリー政府奨学金: この共同修士奨学金とは併用できません。
- ドイツ学術交流会の奨学金: 全額給付との併用はできません。
- 日本学生支援機構・民間財団: 両方の給付条件を確認してください。
同時に応募する場合も、受給前にどちらの奨学金を利用するか確認しましょう。
現役留学生への相談
現役留学生に、出願準備や現地生活について聞けます。対応内容はプロフィールで確認してください。
Erasmus Mundus採用経験者への相談を保証するものではありません。
現役生のプロフィールを見る詳しい条件・公式資料を見る
出願書類・選考・統計などを詳しく見る
IELTSは何点必要?実際の課程で比較
| 課程 | IELTS Academic | TOEFL等・日本卒業者の注意 |
|---|---|---|
| MARIHE | Overall 6.5/各技能5.5以上 | 2026年1月21日以降のTOEFL iBTは4.5/各4以上、以前は92/各20以上。日本の英語学位だけでは指定国の学位による免除に当たらない |
| IPCVai | Overall 6.5 | TOEFL 90。学士全課程が英語なら大学の教授言語証明を受理する旨あり |
| Euroculture | Overall 6.5/各技能6.5以上 | 総合点だけ満たしても不可。奨学金候補は締切時点の卒業条件にも注意 |
| EMerald | 6.5 | TOEFL 87の記載あり。TOEFL新尺度の対応・受験日条件は事務局で再確認 |
IELTS6.5は応募資格の例であり、採用保証でも全課程共通の合格点でもありません。日本の大学の単位を自分でECTSに換算して断定せず、英文成績証明書・授業概要・成績尺度を用意して審査を受けます。日本の3月卒業と、前年12〜1月の「卒業済み」条件の相性にも注意してください。
出典: MARIHE:入学・英語要件 ↗ / IPCVai:2027出願期間・条件 ↗ / Euroculture:2027出願・語学条件 ↗ / EMerald:2027出願・選考 ↗
準備から入学までのスケジュール
- 2026年秋:候補を選ぶ 公式カタログ→大学構成→専門科目→2027の奨学金枠を確認。既に締切済みの課程もある。
- 各出願締切まで:証明・推薦・志望理由 語学試験、英文証明、推薦依頼を先行。応募は主に10〜1月だが例外あり。
- 冬〜春:審査・必要な面接や動画 目安。確定日は各課程で確認。全課程に面接があるわけではない。
- 春〜夏:入学・給付条件を確定 主リスト/補欠、受諾期限、認証書類、他奨学金との調整を確認。
- 夏〜秋:ビザ・住居・渡航・入学 学修先ごとの許可を取得。最初の国のビザで全行程を自動的に履修できるとは限らない。
必要書類と出願手順・志望理由の組み立て方
| 準備書類 | 確認する点 |
|---|---|
| 卒業・卒業見込み証明/成績証明 | 英文原本、成績尺度、履修科目、卒業確定日。締切までに卒業が必要か |
| 英語証明 | 指定試験・各技能・有効期限・公式送付。TOEFL受験日と尺度変更にも注意 |
| CV(履歴書) | 学歴、研究、仕事、活動を指定形式・ページ数で整理 |
| Motivation Letter/Statement of Purpose | 字数、設問、志望する学修経路と将来計画。使い回す前にカリキュラムを照合 |
| 推薦状または推薦者情報 | 人数、学術/職務推薦、提出者と締切。EMMIRは推薦状アップロードではなく推薦者連絡先を指定 |
| 研究計画・論文・ポートフォリオ | 全課程必須ではない。分野と募集要項に応じて追加 |
| 旅券・居住歴・宣誓等 | 氏名表記、国籍/居住地の証明、既受給歴・他奨学金の申告 |
出願は各コンソーシアムの公式ポータルへ行います。EUへの共通の学生一括願書ではありません。英訳を自作してよいか、大学発行の英文証明か、公認翻訳・認証済み写し・アポスティーユ等が必要かを区別します。たとえばEMMIRでは、オファー後10日以内の認証書類発送手続きが必要です。日本の大学窓口に発行所要日数を早めに確認しましょう。
複数出願と出願料
今回確認した現行共通資料には「最大3課程」という一律上限を確認できませんでした。古い制度の記事をそのまま適用せず、各課程の宣誓事項・同一課程内のトラック制限を確認してください。複数課程への応募と、複数のEMJM奨学金を受け取ることは別です。
現行ガイドでは採択事業の出願料徴収は認められていません。ただし、EM名の使用が続く自費課程や別大学課程への併願まで一律無料とは判断しません。翻訳・認証・語学試験・郵送料等は別途必要になり得ます。
出典: EMMIR:2027出願・書類・締切 ↗ / Erasmus+ Programme Guide 2026:EMJM ↗ / EACEA:Erasmus Mundus Catalogue ↗
志望理由は「欧州に行きたい」の先まで
①過去の学修・仕事で生まれた問い、②その問いに必要な科目・研究室・教員、③複数大学を回る必然性、④修了後に活かす場を具体的につなぎます。大学の有名さだけでなく、参加大学ごとの役割と、自分が選ぶトラックを調べて書きます。推薦者にも、募集の評価項目と自分の実績を共有すると依頼が明確になります。これは出願準備の助言であり、公式採用基準を追加するものではありません。
何を評価される?選考フローと公開配点
- 必要書類を提出
- 資格・書類形式を確認
- 成績・適性・志望理由等を評価
- 必要な課程のみ面接・動画・追加課題
- 入学選考と奨学金順位・補欠を通知
- 受諾・原本確認・正式登録
入学に必要な水準を満たしても、奨学金枠の順位に入るとは限りません。また選出通知と正式入学も同じではなく、証明書・認証・期限内受諾が最終条件になる場合があります。
| 評価の観点 | 応募者が示すもの |
|---|---|
| 学業成績・専門適性 | GPAだけでなく必修分野・履修の深さ、卒論・研究の適合性 |
| 英語力 | 最低スコアの充足と、専門内容を読み、説明し、議論できること |
| 志望理由・推薦 | 特定の科目・学修経路との結びつき、推薦者が具体的に示せる実績 |
| 仕事・研究経験 | 必須か加点かを確認。MARIHEは職歴必須ではないが関連経験を評価 |
| 面接・動画 | プログラム理解、専門知識、学修目的・将来計画。質問内容は課程ごとに異なる |
公表配点から準備の重点を決める
MARIHEの現行ページでは第1段階が学業40%・志望理由と進路40%・個人能力20%。次の動画では志望理由と伝達能力が各50%です。成績だけで合否を断定できません。旧公式ページと最終段階の比重に差があるため、出願年度のGuideline for Applicantsを優先してください。
Cartographyの適性選考は専門適性50点、最終成績30点、動機20点、推薦20点、計120点。80点以上、60点未満、間の点数で扱いが異なり、追加面接や奨学金面接の可能性があります。これは全EMJMの共通配点ではありません。EMeraldでは上位40人に面接を行い、事前に渡された科学論文の議論も含みます。
出典: MARIHE:現行評価基準 ↗ / MARIHE:入学・英語要件 ↗ / Cartography:出願・適性選考 ↗ / EMerald:2027出願・選考 ↗ / MARIHE:2027選考日程 ↗
Flood Risk Managementの公開配点は、成績・出身大学30点、関連科目・経験30点、志望理由20点、推薦20点の計100点です。推薦者が専門適性を具体的に説明できることも重要になります。
倍率・合格率:3課程の公表データを比較
| 公式実績(対象年) | 応募数 | 入学側の選考 | EM奨学金 | 計算できる割合 |
|---|---|---|---|---|
| SECCLO(2024第1回) | 1,192件/有資格910件 | 選出80人(selected) | 推薦16人(proposed) | 80÷1,192=6.71%(選出)。16÷1,192=1.34%(EM推薦) |
| IMIM(2025) | 1,300件超 | 入学許可総数は同記事に記載なし。自費参加者9人を歓迎 | 給付決定20人(awarded) | 20÷1,300超=1.54%未満(全応募に対する給付決定) |
| SUFONAMA(2025) | 508人 | 入学許可26人(admitted) | 同表では確認できない | 26÷508=5.12%(入学許可率) |
上記は 日本人限定の数字でも、2027年の予測でもありません 。選出・入学許可・実入学・奨学金推薦・給付決定は別の段階です。SECCLOの16人を最終受給人数と言い換えたり、IMIMの20+9人を入学許可総数と見なしたりすることはできません。
同じ人の複数出願があり得るため、世界全体の給付数だけから採用率も算出できません。現実的には、まず専攻・必修単位・英語・卒業時期を満たす課程を絞り、そのうえで公開配点に沿った準備をする必要があります。奨学金枠は年度・国籍配分等で変わります。現行Programme Guideでは、事業期間全体の奨学金数について同一国籍が10%を超えないよう地理的バランスを求めています(特定地域向け追加給付には例外)。各年の日本人専用枠や日本人が必ず有利という意味ではありません。
出典: SECCLO:年度別選考結果 ↗ / IMIM:2025奨学金採用結果 ↗ / SUFONAMA:2025入学統計 ↗
SHとの併給:30日超の国外学修は要確認
SHは原則ハンガリーの採用課程で学ぶ支援、EMJMは複数国の共同修士に付く支援です。SHの奨学生がEMJMにも合格した場合、「両方の生活費をそのまま受け取る」計画は立てないでください。
2026/27募集要項5.3.3には、他の奨学金で30日超の国外学修支援を受ける場合のSH契約終了に関する説明があります。一方、より新しい 2026年8月31日施行Operational Regulations では、国外学修支援を受ける際の給付喪失と例外、承認された短期の学修渡航、長期の学修渡航を分けています。
- III.1.8: 国外での研修・部分履修の支援を受ける場合、原則SH給付を失う。指定の交換履修等の例外がある。
- III.3.5(f): 大学承認の最長30日の学会・実習等の学修関連渡航では、生活費・住居費の受給が可能。
- III.3.5(h): 30日超の学修関連渡航では当該学期の生活費・住居費給付なし等の条件がある。
したがって「30日を超えたらすべて例外なく即終了」も「休学すれば必ず併給可」も適切ではありません。本人のSH契約、最新Implementation Guide、学位課程の在籍条件を、大学SHコーディネーターとTempus Public Foundationに事前確認してください。EMJM参加大学がハンガリーにあること自体は、併給許可の根拠になりません。
出典: SH Operational Regulations(2026年8月31日施行) ↗ / SH 2026/27募集要項 ↗
複数国で学ぶ仕組みを学修先の位置図で見る
- 第1学期:ブダペストのPPKEで基礎を学ぶ
- 第2学期:マドリードのUAMで専門を深める
- 第3学期:ボルドー大学で応用を学ぶ
- 第4学期:企業・研究機関で実習と修論
国境データ: Natural Earth(Public domain) 。この地図はIPCVaiの公式学修経路だけを表示しています。他のEMJMに同じ移動順序が適用されるわけではありません。現行ガイドでは少なくとも2か国での所定の学修移動が求められ、国籍・申請時の主な居住国に関する移動条件も確認が必要です。
向いている人と、移動・住居・学修の注意点
| 向いている希望 | 判断のポイント |
|---|---|
| 大学卒業後に欧州の修士へ | 自分の専門に合う共同課程なら有力候補。学位要件を先に確認 |
| 複数国で研究・学修したい | 移動がカリキュラムに組み込まれる点が長所 |
| 負担を抑えたい | 給付は大きいが採用前提にしない。初期費用・高家賃都市・入金までの資金も計画 |
| 社会人から進学したい | 関連経験を学修目的と結びつける。全日制・移動と仕事の両立可能性を確認 |
| 特定の国・大学だけに滞在したい | 通常の単独大学修士や国別奨学金と比較する |
| 高校卒業後の学士課程へ | EMJMは対象外。学部向け制度を探す |
各国の住居探し・保証金・契約、ビザや滞在許可、保険、荷物、通貨・銀行手続きが移動のたびに増えます。複数大学の成績・修論要件を満たす必要もあります。移動先を自由に旅行のように選べる制度ではなく、大学ごとのトラック・人数・要件を確認する必要があります。
公式資料・確認日・更新する情報
最終確認:2026年10月17日。2027年募集の開設・条件変更、確定締切、奨学金枠、2026年日本関連統計、各規則の更新を今後確認します。未確認は「存在しない」という意味ではありません。EACEAカタログの掲載は現在の奨学金給付を保証しません。
- Erasmus+ Programme Guide 2026:EMJM ↗
- 欧州委員会:学生向けEMJM案内 ↗
- EACEA:Erasmus Mundus Catalogue ↗
- EU Japan 2025 factsheet(2026年3月掲載)p.2 ↗
- EU Japan 2024 factsheet(旧版の公開内容。旧URLは現在404のため、現行値は最新版を参照)
- ECB:円参考為替(2026年10月16日) ↗
- SH Operational Regulations(2026年8月31日施行) ↗
- SH 2026/27募集要項 ↗
- DAAD:奨学金FAQ A13 ↗
- JASSO:大学院学位取得型・併給条件 ↗
- JASSO:2027年度大学院学位取得型募集 ↗
- CWAJ:2027 SA募集条件 ↗
- Mundus MAPP:資金援助・併給・費用 ↗
- MARIHE:2027選考日程 ↗
- MARIHE:入学・英語要件 ↗
- MARIHE:現行評価基準 ↗
- MARIHE:2025–28参加大学 ↗
- IPCVai:2027出願期間・条件 ↗
- IPCVai:学期別の学修先 ↗
- IPCVai:費用と奨学金 ↗
- DAFM:公式募集日程・実績 ↗
- MATE:Danube AgriFood Master ↗
- EMMIR:2027出願・書類・締切 ↗
- EMMIR:学歴・語学要件 ↗
- Euroculture:2027出願・語学条件 ↗
- EMerald:2027出願・選考 ↗
- Cartography:出願・適性選考 ↗
- Cartography:課程と大学 ↗
- Flood Risk Management:出願・助成条件 ↗
- EDISS:2027–29の3募集区分 ↗
- SECCLO:年度別選考結果 ↗
- IMIM:2025奨学金採用結果 ↗
- SUFONAMA:2025入学統計 ↗
写真とライセンスは各キャプションと 写真の出典記録 に記載。比較表・棒グラフ・フロー・位置図は確認した公式情報をもとに当サイトがHTML/CSS/SVGで制作。EU・大学のロゴは使用しておらず、当サイトとの提携・公認を表しません。
エラスムス・ムンドゥスとは?:詳細・出典
| 制度 | 目的・学位 | 学修先 | 応募先・支援 |
|---|---|---|---|
| Erasmus+交換留学 | 在籍大学の学位の一部として単位を取得 | 協定先へ一定期間滞在 | 原則在籍大学の窓口。協定・事業別の移動支援 |
| Erasmus Mundus(EMJM) | 共同修士課程へ正規入学し修士号を取得 | 原則複数国。組み込まれた移動が必須 | 各共同課程へ直接応募。成績上位者にEMJM奨学金 |
| Stipendium Hungaricum(SH) | ハンガリーで学士・修士・博士等を履修 | 原則ハンガリーの採用課程 | SHシステム・日本側推薦等。授業料免除・生活支援等 |
EMJMはErasmus+というEUの教育支援枠組みの一つです。学士や博士の給付枠を同じ制度名で探すものではありません。共同学位は複数大学を代表する一つの学位証書、複数学位は複数機関の学位証書を指します。どの証書を取得するかは課程の規程・学生契約を確認します。
出典: 欧州委員会:学生向けEMJM案内 ↗ / EU Japan 2025 factsheet(2026年3月掲載)p.2 ↗ / SH 2026/27募集要項 ↗
給付額・支援内容:詳細・出典
現行制度は12・18・24か月の課程に対応します。12か月なら€16,800(約299万円)、18か月なら€25,200(約448万円)です。全日制で所定の学修に参加する期間が対象となり、実際の日数に応じて按分されます。研究・実習・修論作成・口頭試問も課程内の対象期間に含まれます。
航空券・ビザ・引越し時の初期費用・生活費は、原則この月額から支払います。 全員に月額とは別の旅費やビザ代が上乗せされる制度ではありません。旧EMJMDの旅費別建て説明と混同しないでください。家賃の保証金、渡航前の支出、初回入金までをつなぐ自己資金も準備します。
円換算:1ユーロ=177.82円(ECB・2026年10月16日公表、10月17日確認)。端数は表示ごとに丸めています。実際の送金・両替手数料は含みません。
出典: Erasmus+ Programme Guide 2026:EMJM ↗ / ECB:円参考為替(2026年10月16日) ↗
保険・初回支給・修了・中断
保険の補償範囲、開始日、渡航前後の補償、支払日・口座登録・在籍確認の条件は、各課程のStudent Agreement(学生契約)と保険証書で確認します。渡航前から必ず現金が支払われるとは限りません。
休学・途中辞退・単位不足時に、いつ支給が停止し、既払額の精算・返還が発生するかは契約次第です。自己判断で休学や長期離脱をせず、事務局へ通知し、保険・滞在許可の影響も確認してください。制度共通の「必ず全額返還」「休学中も支給」という取扱いは確認できませんでした。
奨学金なしで合格した場合
自費入学枠や授業料減免だけの枠を設ける課程があります。授業料・保険・研修費・移動費の合計を各大学の料金表で確認します。たとえばMundus MAPPには授業料50%減免の機関奨学金がありますが、生活費給付はありません。同課程は研修・移動等にも自己負担があり、月額給付とは別の費用請求に注意が必要です。全国一律の自費授業料はありません。
応募条件:詳細・出典
| 確認する条件 | 制度共通の基本 | 課程ごとの追加条件 |
|---|---|---|
| 国籍・居住地 | 世界から応募でき、日本国籍を理由とする一律除外はない | 国籍・居住歴に基づく奨学金区分、追加枠、移動先の条件 |
| 年齢・職歴 | 共通の一律年齢上限は確認できない。社会人・既卒者も学歴要件を満たせば検討可 | 卒業後年数、関連職歴、職務との整合性を確認 |
| 学士号・卒業見込み | 学士号または授与国で正式に認められた同等資格。原則開始前に卒業 | 締切時点で卒業済みを求める課程もある |
| 成績・専攻 | 全課程共通のGPA足切り値はない | 履修科目・単位数・最低成績・学士専攻を確認 |
| 英語 | 全課程共通のIELTS/TOEFL点数はない | 総合・各技能・試験種別・有効期限・免除条件が異なる |
| 既修士・過去の受給 | 既に修士号があることと、過去にEMJM奨学金を受けたことは別 | 過去EMJM受給者は追加EMJM奨学金の対象外。既修士の入学可否・理由説明は各課程 |
一般のErasmus+交換留学支援を以前受けたことだけで、過去EMJM受給者と同じ扱いになるわけではありません。旧EMJMD受給歴がある場合も、制度名・期間を伝えて事務局に対象可否を確認してください。
出典: 欧州委員会:学生向けEMJM案内 ↗ / Erasmus+ Programme Guide 2026:EMJM ↗ / Mundus MAPP:資金援助・併給・費用 ↗
IELTSなどの英語要件:詳細・出典
倍率・合格率:詳細・出典
選考方法:詳細・出典
高等教育・イノベーション(MARIHE)の配点日本からの採用実績:詳細・出典
2026年3月掲載のEU日本向けファクトシートでは、 2021〜2025年の「日本からのEM奨学金採用者」は合計28人 です。原文は “EM scholarship winners from Japan”。国籍を明示する定義がないため、ここでは「日本国籍者」や「日本の大学からの派遣者」と同一視しません。
EU Japan 2025 factsheet p.2。「2025年採用後の状況」。現在受給中の人数ではありません。
| 採用年 | 日本からの採用者 | 世界全体の奨学金数 |
|---|---|---|
| 2021 | 9人 | 2,413件 |
| 2022 | 5人 | 3,038件 |
| 2023 | 3人 | 2,869件 |
| 2024 | 6人 | 2,805件 |
| 2025 | 5人 | 2,399件 |
旧2024版の「2021〜2024年で24人」は原典にあります。ただし最新2025版では2021年が10人から9人に修正され、同じ2021〜2024年の合計は23人です。本記事のグラフは、旧版とつなぎ合わせず、最新の同一系列を用いました。
旧期間2014〜2020年については、最新版が合計21人と記載しています。今回確認した同資料にはその期間の年別内訳がないため、5年の年別グラフにとどめます。世界全体は2021〜2025年に13,524件、2025年は2,399件です。これは大学・事業の採択数ではありません。
出典: EU Japan 2025 factsheet(2026年3月掲載)p.2 ↗ / EU Japan 2024 factsheet(旧版の公開内容。旧URLは現在404のため、現行値は最新版を参照)
| 知りたい情報 | 2026年10月17日の確認結果 |
|---|---|
| 日本人の年間応募者数・採用率 | 今回の公式調査では確認できない。分母不明のため計算しない |
| 2026年の日本からの採用者数 | 最新の同ファクトシートでは空欄。0人を意味しない |
| 現在受給中の日本人の人数 | 確認できない。複数学年が在籍するため年間採用者数から推定しない |
| 日本人採用者のプログラム・大学別内訳 | 最新の包括的な公式一覧を確認できない。参加大学一覧を採用先実績と言い換えない |
| 国籍別実績・世界の全応募者数 | 国別資料の定義・期間をそろえた全世界一覧と全応募者数は今回確認できない |
受給者個人の氏名・SNS・写真は本記事に掲載していません。公表統計で判断できないことを、体験談の件数で補うこともしません。
募集時期・出願締切:詳細・出典
| 課程(2027入学) | 学生向け奨学金出願期間・締切 | 10月17日時点 |
|---|---|---|
| MARIHE | 2026/9/21 10:00 CEST。動画は選抜通過者のみ12/11 10:00 CET | 第1段階終了。動画締切を新規応募締切と誤認しない |
| Mundus MAPP | 2026/12/1(時刻は公式日程を確認) | 2027–29受付中。CEUの学修先はウィーン |
| EMMIR | 2026/12/20 23:59 CET | 奨学金・授業料不要の自費枠の締切 |
| EDISS | 2026/11/16 8:00〜2027/1/12 15:00 Helsinki | 奨学金枠。減免のみ・自費は別期間 |
| Euroculture | 2026/10/15〜2027/1/15 | 奨学金枠。結果は2027年3月末予定 |
| IPCVai | 2026/11/1〜2027/2/2 12:00 Paris | 新EM募集日程公表済み |
| EMerald | 2026/11/3〜2027/2/28 | 奨学金枠。最終決定2027/4/16予定 |
| Flood Risk Management | Partner Countries:2027/1/3 23:59 CET。Programme Countries:2/7 | 約14奨学金予定、EC承認条件付き。公式ページの国籍区分を確認 |
| DAFM・Cartography | 2027の確定締切は今回未確認 | 2026の日付を2027募集として再利用しない |
CETは日本より8時間遅れ、CESTは7時間遅れです。Helsinkiの冬時間は日本より7時間遅れです。締切日だけでなく、公式ポータルのタイムゾーンと提出完了メールを確認します。上表は 学生向け であり、EUが大学コンソーシアムから事業申請を受ける締切ではありません。
出典: MARIHE:2027選考日程 ↗ / Mundus MAPP:資金援助・併給・費用 ↗ / EMMIR:2027出願・書類・締切 ↗ / EDISS:2027–29の3募集区分 ↗ / Euroculture:2027出願・語学条件 ↗ / IPCVai:2027出願期間・条件 ↗ / EMerald:2027出願・選考 ↗ / Flood Risk Management:出願・助成条件 ↗ / DAFM:公式募集日程・実績 ↗ / Cartography:出願・適性選考 ↗
学べる分野・参加大学:詳細・出典
募集状況を優先し、古いコンソーシアムや設計助成EMDMを足して5件にすることはしていません。2027公募が未確認のものは、その状態を明記しています。CEUが関わるMundus MAPPは現在ウィーンで学ぶため、このハンガリー参加一覧には含めません。
MARIHE|高等教育・研究・イノベーション
- 期間・学位
- 2年・120 ECTS/修士(学位構成は専門経路と契約で確認)
- 参加大学・国
- University for Continuing Education Krems(AT)、Tampere University(FI)、Osnabrück University of Applied Sciences(DE)、ELTE(HU)、University of Aveiro(PT)、Beijing Normal University(CN)、Thapar Institute of Engineering and Technology(IN)
- 学歴・英語
- 学士180 ECTS相当、専攻不問。IELTS6.5/各5.5。職歴必須ではない。
- 2027募集
- 2027奨学金選考あり。第1段階2026/9/21終了。次の動画締切は新規募集ではありません。
IPCVai|AI・画像処理・コンピュータービジョン
- 期間・学位
- 2年・120 ECTS/3大学によるTriple Master degree(3つの修士学位)
- 参加大学・国
- Pázmány Péter Catholic University(HU)、Universidad Autónoma de Madrid(ES)、University of Bordeaux(FR)
- 学歴・英語
- CS・工学・数学・物理の学士、Good以上の成績。IELTS6.5/TOEFL90、全英語学士の証明で代替できる場合あり。
- 2027募集
- 2027新EM募集:2026/11/1〜2027/2/2正午Paris。
DAFM|持続可能な農業・食料システム
- 期間・学位
- 2年・120 ECTS/共同MSc “Sustainability in Agriculture, Food Production and Food Technology in the Danube Region”
- 参加大学・国
- MATE(HU)、Czech University of Life Sciences Prague(CZ)、BOKU University(AT)、Slovak University of Agriculture in Nitra(SK)、University of Zagreb(HR)、University of Novi Sad(RS)、University of Life Sciences “King Mihai I” from Timișoara(RO)
- 学歴・英語
- 公開済みの旧要件は農業関連学士180 ECTS・GPA75%以上、IELTS6.0/TOEFL iBT90–91/TOEIC785(BOKUには追加条件)。2027条件としての適用は未確認。
- 2027募集
- 日程ページは2026/2/15締切、募集方法ページはIntake5(2025/26)自費のみと記載し、更新年度が一致していません。2027募集・奨学金枠・締切は未確認。現在の奨学金募集としては扱いません。
ほかの奨学金との併用:詳細・出典
| 組み合わせ | 同時応募 | 同時受給・必要な確認 |
|---|---|---|
| Erasmus+交換留学支援 | 各募集の申告欄・応募条件を確認 | EMJMと同じ期間・目的のEU資金の重複を避ける。コンソーシアムと在籍大学の双方へ照会 |
| SH | 今回一般的な同時応募禁止は確認できない。採用候補を申告 | 国外学修支援とハンガリー滞在の規則がある。通常の並行給付が可能とは案内できない |
| DAAD | 受給不可を応募不可と読み替えず、個別要項確認 | DAAD FAQはErasmusと全額DAADの併給不可。一部短期・部分給付の例外はEMJM側も確認 |
| JASSO大学院学位取得型 | JASSO・EMJM双方の要件と締切を確認 | JASSO側は原則他奨学金との併給可(制度上の例外あり)。EMJM側にも承認を取り、免除された授業料を重複請求しない |
| 日本の民間財団 | 財団ごとに併願・申告条件を確認 | 金額・期間・費目制限を確認。CWAJ 2027 SAは他給付年250万円超に制限等がある |
| 他のEU奨学金 | 各募集要項で確認 | Mundus MAPPは在籍期間全体で同一/別EMJM履修のための他EU奨学金を禁止 |
片方の制度で許可されても、もう片方で許可されるとは限りません。給付元の名称・金額・費目・対象期間・学修先を双方に伝え、受諾や初回受給の前に書面回答を取得します。「併願可」と「両方受け取れる」は別です。
JASSO 2027年度大学院学位取得型は募集公開済みですが、エントリーは2026年10月1日、書類は10月8日が締切で、10月17日時点では終了しています。民間財団の例も、全読者が応募できるという意味ではありません。
出典: DAAD:奨学金FAQ A13 ↗ / JASSO:大学院学位取得型・併給条件 ↗ / JASSO:2027年度大学院学位取得型募集 ↗ / Mundus MAPP:資金援助・併給・費用 ↗ / CWAJ:2027 SA募集条件 ↗ / SH Operational Regulations(2026年8月31日施行) ↗